INTERVIEW 09
学びと挑戦を続け 未来への道をつくる
吉田 尋耶
Yahiro Yoshida
就職活動の際に意識していたことを教えてください。
薬剤師としての専門知識を備えたうえで「患者さまの立場に立って、幅広く対応できる薬剤師になりたい」と思っていました。地域包括ケアシステムという言葉が普及し、薬剤師業界は激しい変化の時代に突入したことを感じていました。「かかりつけ薬剤師・薬局」とともに「対物から対人業務への転換」という考え方が広がり、薬剤師に期待される役割が再定義されました。そのため、これから薬剤師として長く働いていくためには、薬局業界に身を置いたほうが良いのではないかと考えました。
日本メディカルシステムを選んだ理由を教えてください。
私は故郷の香川県で就職したいと考えていたので、香川県の大きい病院に門前薬局をもっている点は魅力のひとつでしたね。また、日本メディカルシステムは医療モールの薬局展開にも力を入れていたので、将来的に門前薬局・面薬局の両方を経験できるという期待もありました。
現在までのキャリアを教えてください。
入職して1~2年目は目の前のことに一生懸命で、早く病院の処方意図が見えるようにしていきたいという思いが強かった覚えがあります。3年目の終わり頃にようやく一通りの仕事ができるようになり、次のステップを考え始めていたタイミングでした。自分としても無理なく薬局長へチャレンジできました。 上席薬剤師”は日本メディカルシステムの社内資格のひとつで、処方提案や学術の専門家です。薬に関する情報発信やエリア内の薬剤師の教育を行う存在です。私の勤めていた店舗はがん患者さまが多く、がんに関する勉強は続けていたので、上席薬剤師を目指すのも個人的には自然な流れでした。
上席薬剤師と並行して、BPACC取得に取り組むのは大変ではなかったですか。
大変な部分もありましたが、上席薬剤師も外来がん治療専門薬剤師(BPACC)も同じベクトルの勉強だったので、それぞれの勉強がもう一方にも生きていく感覚で楽しく取り組めました。 会社として専門医療機関連携薬局の指定を取りたいという話は聞いていましたし、実際私の店舗がその指定を取ることは地域医療への貢献にもなると感じていました。資格取得に必要な費用は全額補助していただけましたし、病院実習に行く日は出勤扱いでしたので、不安なく全力を注ぐことができました。
今後の展望を教えてください。
目の前の目標としては、当店を専門医療機関連携薬局の認定を受けることですね。すでに要件は満たせているので、順当にいけば問題ないのですが、最後まで気を引き締めて取り組んでいるところです。もう少し未来の話をすると、ゆくゆくは社内のBPACC取得者を増やすための教育に貢献したいと考えています。今でも症例の添削や勉強法のアドバイスなどを個人的に手伝ってはいますが、しっかりと組織の中で後進育成に取り組みたいと考えています。
薬学生へメッセージをお願いします。
日本メディカルシステムは充実した研修制度があり、しっかりとした薬剤師の“土台づくり” をしてくれます。さらに、会社として新しいことにチャレンジする人を応援する文化があります。薬剤師としての基本をおさえ、そのうえで自分の能力を広げていきたい人にとっては、ぴったりの会社です!