INTERVIEW 10
薬剤師から主任へ 広い視点で 支える店舗運営
立石 智子さん
Tomoko Tateishi
これまでの薬剤師としてのキャリアの流れと、現在主任という役職に就くまでの経緯を教えてください。
入社後は店舗体験や仮配属を経て、現在の店舗に正式に配属されました。しばらくはフロア薬剤師として調剤・投薬に携わっていましたが、前任の調剤主任が異動となるタイミングで、当時の薬局長から声をかけていただき、調剤主任を任命されました。日頃の業務への取り組み方や、周囲との連携の様子を評価していただいた結果だと受け止めており、その期待に応えられるよう責任を持って業務に取り組んでいます。
主任という立場で、日常的にどのような業務や責任を担っていらっしゃいますか?
主任として、調剤部門の責任者を担い、水剤・散剤・一包化などの調剤業務を正確かつスムーズに進めることを中心に担当しています。また、日々の業務が滞りなく進むよう、不足薬の確認と発注、回転日数の管理、出荷調整時の代替品検討や仕入れの判断など、在庫管理全般にも責任を持って取り組んでいます。さらに、3ヶ月に一度の棚卸業務では中心となって計画を立て、スタッフへ役割を振り分けながら、効率的かつ正確に進むよう全体をリードしています。調剤の品質管理と在庫適正化の両面から、店舗運営を支える役割を担っていると考えています。
一般薬剤師の頃と比べて、主任になってから仕事の考え方や取り組み方にどんな変化がありましたか?
一般薬剤師の頃は、どうしても自分の担当業務を正確にこなすことに意識が向きがちで、周囲の動きや店舗全体の流れまで気を配る余裕はあまりありませんでした。主任になってからは、店舗を支える立場として「自分の仕事」ではなく「店舗全体の動き」を見るようになり、スタッフの業務量のバランスや動線、待ち時間の短縮など、より広い視点で効率化を考えるようになりました。役職をいただいたことで、自分自身の仕事の質を高めるだけでなく、周囲を巻き込みながらより良い店舗づくりに貢献する意識が大きく変化したと思います。
日々の業務をこなしながら、どのように新しい知識やスキルを身につけているのか教えてください。
日々の調剤業務では、さまざまな処方箋に触れる機会があります。その中で、名前を初めて見る薬剤や、適応・用法が気になる薬剤があれば、必ず添付文書で確認し、必要に応じて先輩薬剤師にも相談しています。また、疑問が生じたタイミングを逃さないように、業務の合間に簡単なメモを残し、後でじっくり調べる習慣をつけています。自分なりに調べたうえで先輩に質問することで理解が深まり、知識の定着にもつながっています。こうした積み重ねが、処方意図を考えながら調剤する力や、患者様への説明の質を高めることにつながっていると感じています。
患者様と接する中で印象に残っているエピソードや、大切にしているスタンスを教えてください。
患者様に信頼して相談いただけるよう、目を見て話すことを心がけています。まだかかりつけは取れないのですが、以前患者様からのご相談にお答えした際、他の薬局では聞けなかったことが聞けてよかった。あなたにかかりつけ薬剤師になってほしかった。と言われたことはとても印象に残っています。
主任という立場を経験して、今後どのようなキャリアを描いていきたいと考えていますか?
当社は薬局長になるだけでなく、上席薬剤師や本部職など色々なキャリアプランが選べます。しかし、現状どのような道に進みたいのか私自身も決めかねているところなので、目の前の仕事を1つ1つ丁寧にこなしてスキルを上げていきながら、自分が1番興味のあることを探したいです。